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西宮神社 商売繁盛祈願なら福の神の「えべっさん」!日本全国のえびす神社の総本社

散策コース:西宮)

七福神の一柱、商売繁盛・福の神の「えびす」を祀る神社は、日本全国に数多く存在します。

その頂点に立つ、えびす神社の総本社が兵庫県の西宮にあります。

それが、「西宮のえべっさん」とも呼ばれる西宮神社です。


祭神はえびす様

西宮神社の境内

十日えびす

宮水まつり


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西宮神社

祭神はえびす様

西宮神社の主祭神であるえびす様(蛭児大神)は、国産みの神話に登場する、伊弉諾神(イザナギ)・伊弉冉神(イザナミ)夫婦の子供とされています。

このえびす様が海から現れてこの地の近くにたどり着いたという伝承から、えびす様を祀る「えびす信仰」が西宮を中心に広がりました。


なお、ややこしいのですが、「えびす」と呼ばれる神さまは、西宮神社で祀られている蛭児大神の他にも存在します。

例えば、大阪のえべっさん、今宮戎神社では、事代主神(コトシロヌシ)という神さまを祀ります。

事代主神は、国譲りの神話で知られる出雲大社の主祭神、大国主神(オオクニヌシ)の息子神。

西宮神社のえびす様とはまた別系統の神さまです。


西宮神社の境内

阪神西宮駅の西側を南北にのびる、「えべっさん筋」という名の通りを南へ下ると、西側に大きな門が見えてきます。

これが西宮神社の表大門。あざやかな朱色の四脚門で、通称「赤門」とも呼ばれています。

関ヶ原の戦後の慶長9年(1604年)、豊臣秀頼公の寄進により再建された建造物で、国重要文化財指定。

同時期に再建された本殿などの他の社殿が太平洋戦争末期の空襲で焼失する中で、この門だけがかろうじて残りました。

表大門(赤門)

赤門の両横には長い築地塀「大練塀」が延びています。

築地塀とは、木枠の中に土をいれて突き固めて作った日本の伝統的な塀の1つで、今でもお寺や神社の境内を囲う塀によく使われています。

その中でも、この西宮神社の大練塀は、室町時代に作られた日本最古の築地塀という貴重なもの。国重要文化財の指定も受けています。

また、京都・蓮華王院(三十三間堂)の「太閤塀」、名古屋・熱田神宮の「信長塀」とともに、日本三大塀とも呼ばれています。

大練塀

赤門をくぐると、その先は広々とした境内。

美しい松林の中を、幅の広い参道が奥へと延びています。

神聖な「えびすの森」に囲まれた境内には鯉や亀が泳ぐ神池もあり、静かで落ち着いた雰囲気です。

西宮神社境内

参道を奥に進むと、朱色の「派手な」社殿が見えてきます。

これは拝殿。そして、神さまがおわす本殿はこの拝殿の奥にあります。

普段はこの拝殿から本殿に向かって参拝することになります。

拝殿

奥の本殿は、春日大社などに見られる切妻、妻入の建物(春日造り)が横に3つ連なったもので、「三連春日造り」と呼ばれます。

日本中の数ある神社の中でも、ここにしかないといわれる珍しい構造の社殿です。

太平洋戦争時の空襲で焼失しましたが、昭和36年に復元されました。

普段の参拝では拝殿で隠れて見えにくいかもしれませんが、屋根の千木(ちぎ)が3つ並んでいるのが見えるでしょうか。


このご本殿には、えびす様の他に、天照大神(アマテラス)、須佐之男大神(スサノオ)、大国主神が祀られています。

なお、お正月や十日えびすなどの特別な時期には拝殿より奥まで進んで参拝できます。

本殿

西宮神社の広い境内には、いくつもの境内摂社(末社)があります。

本殿への参拝を終えたら、散策がてら、これらの摂社にも参拝しておきましょう。


拝殿・本殿の左にある百太夫神社(ひゃくだゆうじんじゃ)は、芸能の神さま&子供の守り神。

初宮参りや七五三で訪れた方はもちろん、その他の方も、お子さん、お孫さんの健やかな成長を願ってよく参拝されています。

百太夫神社

西宮神社南門の近くには、沖恵美酒神社(おきのえびすじんじゃ)。

えびす様の荒魂(あらみたま)を祀ります。「あらえびすさま」とも呼ばれる勝負の神さまです。

スポーツなど勝負事をなさる方はぜひ参拝を。

沖恵美酒神社

十日えびす

普段は静かな西宮神社の境内ですが、十日えびすの時期になるとその雰囲気は一変!

「十日えびす」は、9日~11日の三日間にわたって行われる、西宮神社の一大イベントです。

祭の中心は10日の「本えびす」。前日の9日は「宵えびす」、後の11日は「残り福」と呼ばれます。


えびす様は、商売繁盛の神様。

ということで、この十日えびすの時期には、各地から、自営業の方、会社を経営されている方、会社の営業マンなど、商売・ビジネスに携わる人を中心に、大勢の方が西宮神社を訪れます。


多くの神社では、お正月の初詣の時期が最も賑わうのですが、この西宮神社では違います。

正月三が日よりも、十日えびすの3日間の方が圧倒的に参拝客は多く、100万人を超える人が訪れるとか。

十日えびすの賑わい

境内では、十日えびすの期間限定で、小さな鯛のお飾りがついた福笹の授与が行われます。

次から次へと訪れる参拝客で、福娘(巫女さん)も大忙しです。

また、神社境内やその周辺には数多くの屋台が並びます。

普段の落ち着いた雰囲気はどこへやら、境内は大勢の参拝客で大変な賑わいとなります。

福笹の授与

また、十日えびすに先だつ1月8日には、神社に巨大な「大まぐろ」が奉納されます。

十日えびすの期間中、この大まぐろは拝殿の中に置かれ、人目見ようとする人々で行列ができるほど。

また、いつの頃からか、商売繁盛を願って、参拝者が大まぐろにお金を貼り付ける風習もできました。

十日えびす大まぐろ

西宮神社の十日えびすでは、1月10日の早朝に行われる恒例行事「福男」も有名です。

正式には、「開門神事(かいもんしんじ)福男選び」という名前のイベント。

テレビのニュースなどでもよく取り上げられるため、聞いたことがある方も多いはず。


朝6時に、表大門(赤門)が開かれると、待機していた大勢の参加者が本殿を目指して一斉にスタート。

本殿にいる神主さんに「ギュッ!」と抱きついたらゴールです。

一番、二番、三番の方に、それぞれ「一番福」、「二番福」、「三番福」として「福男」の栄誉と副賞が与えられます。

なお、「福男」というものの、女の人でも参加可能ですが、現在、まだ一番福をとった方はいらっしゃらないそう。



宮水まつり

西宮神社の周辺一帯は、日本酒作りに適した水「宮水」が湧きだす地として知られています。

灘五郷の西宮郷、今津郷があり、多くの蔵元が集まる、日本でも有数の酒どころです。

そのため、西宮神社の周辺では、10月の第1土曜日、日本酒に関するイベント「宮水まつり」が催されます。


このイベントに合わせ、10月第1土曜日・日曜日の二日間にわたり、神社境内ではお酒の試飲、販売が行われ、さまざまな出店も並びます。

西宮のうまいものをつまみながら、お酒を一杯!というぜいたくなひとときが楽しめますよ。

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スポット情報

<西宮神社>

住所 兵庫県西宮市社家町1-17
最寄り駅 阪神西宮駅から徒歩5分
JRさくら夙川駅から徒歩10分
ホームページ 西宮神社ホームページ
備考 境内参拝自由

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