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神戸旧居留地 石積みの重厚なビルに軽やかな洋館、個性的な近代建築が集う「レトロな街」

散策コース:神戸(1))

神戸を代表する商業地、三宮。

その三宮の南側に、旧居留地と呼ばれるエリアがあります。

ここは、神戸市役所や日本銀行神戸支店が立つ、神戸市の行政・経済の中心です。


その一方で、この旧居留地には、明治~昭和初期にかけての近代建築が数多く残ります。

一歩足を踏み入れると、そこには、周りとは雰囲気の異なる「レトロな街並み」が広がります。


「旧居留地」とはどんな場所?

旧居留地のレトロな建物を一挙ご紹介!

街歩きのついでに訪れたい、旧居留地周辺のおすすめスポット


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神戸旧居留地

「旧居留地」とはどんな場所?

幕末、「黒船」ペリー来航以来、日本は、欧米各国と、通商条約(不平等条約)の締結を強いられました。

「居留地」とは、その不平等条約で、日本各地での設置を認めさせられた、外国人居留地のこと。

神戸では、1868年の神戸開港と同時に居留地が作られました。


住むことができるのは外国人のみ、欧米各国の「飛び地」のような居留地。

しかし、不平等条約の改正とともに日本に返還されると、日本人も住むようになります。


居留地時代の明治の建物と、返還後の大正~昭和初期の建物。

旧居留地には、年代や様式が異なる個性的な近代建築が混在し、独特の街並みが形作られました。

神戸旧居留地の街並み

旧居留地のレトロな建物を一挙ご紹介!

さて、旧居留地の見どころは、やはり、街のあちこちに立つレトロな建物。

外壁石積みの重厚なビルや、今見てもおしゃれなデザインの洋館など、個性的な建築物が集います。


なお、居留地時代、ここはいくつもの区画に分けられ、それぞれの区画に番号が付けられていました。

「38番館」など、一部の建物に付けられている数字はその区画番号。居留地時代の名残です。

38番館

では、神戸旧居留地の建物をいくつかご紹介していきましょう。


<旧居留地15番館>

旧アメリカ領事館。その竣工は明治13年です。

居留地時代から残る唯一の建物で、国の重要文化財に指定されています。

白い外壁に2つの三角屋根、軽やかさも感じさせる洋館です。

なお、平成7年の阪神・淡路大震災で全壊しましたが、3年後に再建されました。

旧居留地15番館

<旧居留地38番館>

旧シティバンク神戸支店。昭和4年の竣工です。

有名なアメリカの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計。

石造りの外壁が美しい建物。上でご紹介した15番館とともに、旧居留地を象徴する建築物の1つです。


クラシカルな外観の建物の中には、エルメスなどのブランドショップやカフェが入居。

誰でも自由に入館できます。

旧居留地38番館

<商船三井ビルディング>

大手海運、商船三井の前身会社の1つである、旧大阪商船の神戸支店。

大正11年の竣工。旧居留地の中でも、石積みの重厚さがひときわ目立つ建物です。

商船三井ビルディング

商船三井ビルディングの南側は国道2号(海岸通り)に面しています。

このビルの他、西隣の海岸ビルや、東のチャータードビルが立ち並ぶ、海岸通り沿いの景色はなかなかのもの。

通りをまたぐ歩道橋の上が、絶好のビューポイントです。

海岸通り沿いに並ぶレトロビル

<神戸市立博物館>

旧横浜正金銀行の神戸支店。昭和10年の竣工。

側面には、等間隔に立つ何本もの太い柱。少し離れて眺めると、まるで、古代ギリシャの神殿のよう。


この建物は、現在、市立博物館として使用されています。

聖フランシスコ・ザビエル像」など、貴重な文化財を多数所蔵する博物館です。

(注)現在、神戸市立博物館は、リニューアルのため休館中(2019年11月1日まで)

神戸市立博物館

<旧居留地25番館>

昔、この場所、神戸の名門ホテル「オリエンタルホテル」がありました。

しかし、このホテルは震災で大きな被害を受け、解体されました。

その跡地に建てられたのが、この旧居留地25番館。

近年(2010年)の建築ながら、そのデザインは周囲の街並みと見事に調和しています。


新しいオリエンタルホテルの他、バーニーズ、ルイ・ヴィトンなどのブランド店が入ります。

お気に入りのブランドなら、旧居留地の散策の合間にちょっと覗いてみてはいかが?

旧居留地25番館

街歩きのついでに訪れたい、旧居留地周辺のおすすめスポット

旧居留地の周囲には、他にも楽しめる名所・スポットがあります。

それぞれ旧居留地のすぐ近く、徒歩で数分の距離。街歩きのついでに訪れてみませんか。


<神戸市役所(展望ロビー)>

「市の中心部」というロケーションにありながら意外に知られていない神戸の観光名所。

それが、旧居留地の北東角に立つ高層ビル、神戸市役所1号館です。

そのてっぺん近くの24階に、誰もが無料で入ることのできる展望ロビーがあります。

神戸市役所1号館

南側を眺めれば、フェリーターミナルやメリケンパークなど、港町神戸の景色を一望。

手前には、東遊園地神戸市立博物館も見えます。

北側に目を転じれば、六甲山系の山々や北野異人館街など山手のスポットを眺めることができます。


また、この展望ロビーは「観光案内所」の機能も果たしています。

旧居留地だけでなく、北野異人館街須磨灘の酒蔵など、神戸全域の観光情報も得られます。

神戸にお出かけの際には一度は訪れておきたいスポットです。


展望ロビーの中には、カフェやレストランもあります。

神戸観光に疲れたら、ここで神戸の街並みを眺めながら一休みするのもよいでしょう。

展望ロビーから眺める港町神戸

<東遊園地>

旧居留地の東端、神戸市役所1号館のすぐ南に広がる公園。

「遊園地」という名ですが、レジャー施設とは違います。

芝生が広がり、季節の花も楽しめる、緑あふれる洋式公園。

街中に座るところが少ない旧居留地の中で、貴重な休憩場所の1つです。

東遊園地

東遊園地の園内には、いろいろなオブジェやモニュメント(記念碑)が置かれています。

その中でも、特に、園内の北の端に置かれた金色の「マリーナ像」に注目ください。

手にした時計は、阪神・淡路大震災が発生した時刻で止まっています。

毎年、追悼行事も行われる東遊園地は、神戸の震災を象徴する場所の1つです。

東遊園地のマリーナ像

<南京町>

南京町は、旧居留地のすぐ西にあります。

大小さまざまな中華料理店が集まる、いわゆる「中華街」。


ここは、大勢の人で賑わう、年中にぎやかなエリア。

お店の前には、豚まん、小籠包、春巻き、唐揚げなど、熱々でおいしそうな点心がずらり。

旧居留地の「街歩き」の後に、南京町での「食べ歩き」はいかがでしょうか?

南京町

レトロな近代建築が一カ所にギュッと集まった旧居留地。

さほど広くはないこの街の中、一巡りするのに1~2時間もあれば十分です。


また、気になったお店があればぶらりと入ってショッピング。

疲れてきたなと感じたら、カフェに入って一休み。

お天気のよい休日の午後に、軽くお出かけするのにちょうどよい場所です。

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スポット情報

<神戸旧居留地>

住所
(旧居留地15番館)
神戸市中央区浪花町15番地
最寄り駅 (JR)三ノ宮駅、(阪神・阪急)神戸三宮駅から徒歩10分
(JR・阪神)元町駅から徒歩10分
(地下鉄海岸線)旧居留地・大丸前駅から徒歩5分
ホームページ 神戸旧居留地オフィシャルサイト


<神戸市立博物館>

住所 神戸市中央区京町24番地(旧居留地エリア内)
最寄り駅 (JR)三ノ宮駅、(阪神・阪急)神戸三宮駅から徒歩10分
(JR・阪神)元町駅から徒歩10分
(地下鉄海岸線)旧居留地・大丸前駅から徒歩5分
開館時間 午前10時~午後5時
休館日 月曜日(国民の休日・振替休日の場合は翌日)
入館料 一般200円 高大生150円 小中生100円
ホームページ 神戸市立博物館ホームページ
備考 現在、リニューアルのため休館中(2019年11月1日まで)


<神戸市役所展望ロビー>

住所 神戸市中央区加納町6丁目5-5-1(1号館24階)
最寄り駅 (JR)三ノ宮駅、(阪神・阪急)神戸三宮駅から徒歩5分
(地下鉄)三宮・花時計前駅からすぐ
開放時間 (平日)午前8時15分~午後10時
(土・日・祝日)午前10時~午後10時
休館日 年末年始
入館料 無料
ホームページ 神戸市役所1号館24階のご案内(神戸市ホームページ)


<東遊園地>

住所 神戸市中央区加納町6丁目4
最寄り駅 (JR)三ノ宮駅、(阪神・阪急)神戸三宮駅から徒歩5分
(地下鉄)三宮・花時計前駅からすぐ
備考 入園自由


<南京町>

住所 神戸市中央区栄町通
最寄り駅 (JR・阪神)元町駅から徒歩5分
(地下鉄海岸線)旧居留地・大丸前駅から徒歩2分
ホームページ 南京町商店街振興組合ホームページ

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