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若草山 ハイキング感覚で気軽に登ってみよう!芝生と草原に囲まれた緑の小山

散策コース:奈良(1))

奈良公園の東にある標高342mの小山、若草山

芝に覆われた薄緑色のこの山は、東大寺の大仏殿や興福寺の五重塔と並ぶ、奈良のシンボルです。

3つの「こぶ」のような山が連なった形をしていることから、「三笠山」と呼ばれることもあります。


若草山は、傾斜がなだらかで、尾根伝いに草原が広がるのどかな山。

また、芝生広がる入口の斜面は、お子さんに大人気です。

今回は、ハイキング感覚で気軽に登ることができる、若草山をご紹介します。

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若草山

実は芝の維持に不可欠、奈良の冬の風物詩「若草山焼き」

さて、若草山と言えば、毎年1月に行われる「若草山焼き」が有名です。

夜空を焦がすように、山全体が真っ赤に燃え上がる様は壮観。古都奈良の冬の風物詩です。


山焼きが始められた理由は諸説ありますが、本当のところよくわかりません。

ただ、1つ言えることは、この山焼きは、若草山の芝生を管理する上で大変重要な行事であるということ。

天候不良などでよく焼けなかったときには、後日、改めて、焼き直しが行われます。


山肌の芝は山焼きでいったん焼き尽くされますが、その後、少しずつ芝が再生します。

春~初夏にかけて芝が生えそろい、美しい「緑のじゅうたん」が復活。

この山焼きがあるからこそ、気候のよい季節に、草原の中の心地よいハイキングが楽しめるわけですね。

若草山の山焼き

ハイキング感覚で気軽に若草山登山

傾斜がなだらかで標高も高くなく、途中からは開放的な草原が広がる若草山。

大人の足で山麓から山頂まで40分程度。誰でも気軽にハイキング感覚で登ることができる緑の小山です。


3つの「こぶ山」が連なる若草山。山麓から順に「一重目」、「二重目」、「三重目」と呼ばれます。

最後の三重目が最も高く、ここが山頂となります。


では、若草山登山のポイントを、山麓から順にご紹介していきましょう。


みんなびっくり!ゲート先のひろびろ芝生斜面

まずは一重目を目指してレッツゴー!

草原のハイキングが楽しめる、二重目・三重目

山頂では鹿がお出迎え

三重目の先の「春日山遊歩道」散策もおすすめ


浮雲園地から眺める若草山

<みんなびっくり!ゲート先のひろびろ芝生斜面>

若草山へは山麓のゲート(北ゲート・南ゲート)から入山します。

なお、冬季(12月中旬~3月中旬)は入山できません。ご注意ください。


若草山のゲート近くにも奈良公園の鹿が大勢たむろしています。

入山ゲートをくぐる前に、鹿の頭をなでたり、鹿せんべいをあげたりと、鹿と軽くふれあうのもいいですね。

入山ゲート前でくつろぐ鹿

ゲートの向こうには、芝に覆われた若草山の斜面が広がります。

南北300m、東西100mの斜面は、緑一色の「ひろびろ芝生」。

初めて訪れる人はみんなびっくり!

また、お弁当を広げたりくつろいだりする人も多い、若草山の人気スポットの1つです。


この広い芝生を眺めていると、子供はもちろん、大人でもはしゃぎたくなりますね。

芝生を駆け上がることもできますが、傾斜が結構急ですので、滑って転げ落ちないようお気を付けください。

お子さんがまだ小さい場合、この先無理に登らなくても、斜面の芝生の上でゴロゴロ過ごすだけで十分かもしれません。

ひろびろ芝生斜面

<まずは一重目を目指してレッツゴー!>

若草山登山の最初の目標地点は、一つ目の「こぶ山」、一重目。

多くの人が利用する北ゲートからの場合、芝生斜面横の階段を登って一重目を目指します。


実は、ゲートから続くこの階段が、若草山登山における「最大の難関」。

斜面の傾斜が大きく、また、段数も多いため、結構きついです。

急がず焦らず、ご自分のペースを守って一段一段登っていきましょう。

一重目へ続く階段

ある程度登ると木立の中に入り、傾斜もゆるくなって少しラクになります。

階段を登り切ると、急に目の前に開放的な空間が広がります。

そこは周囲360度視界が開けた芝生の広場。ここが一重目です。

山麓のゲートからは、大人の足なら15分~20分で到着です。


一重目からの景色は素晴らしく、東大寺の大仏殿や興福寺の五重塔など、奈良を代表する名所を眺めることができます。

眺望を楽しみながら芝生の上でちょっとひと休憩。一重目には売店もありますよ。

なお、一重目まででかなり疲れてしまったら、山頂(三重目)へ向かうのはやめて、ここで引き返すのもありです。

小さなお子さんをお連れの場合も無理されない方がいいでしょう。

一重目

<草原のハイキングが楽しめる、二重目・三重目>

一重目から先は尾根伝いに歩き、残りの「こぶ山」、二重目と三重目を目指します。

周囲に遮るものが何もない草原地帯が続き、開放感あふれるハイキングが楽しめます。

また、この草原の道は比較的なだらか。一重目までの階段のことを思えばかなりラクです。


この草原地帯は、夏から秋にかけてはススキで覆われ、トンボやバッタなどいろんな虫を見かけます。

昆虫好きなお子さんには、特におすすめの道です。

二重目近くの草原地帯

一重目から二重目まではおよそ10分。

二重目からは、奈良公園全体やその背後に広がる奈良の街を見渡せます。

また、山頂の三重目は二重目から見えており、目と鼻の先の距離です。

二重目から再び草原を歩くこと約10分で、山頂に到着です。

二重目

<山頂では鹿がお出迎え>

若草山山頂の三重目はちょっと開けた場所となっており、そこには芝生が広がります。

この芝生の上には、かなりの高確率で鹿がいます。

のんびりくつろぎながら出迎えてくれる鹿たちとともに、山頂からの眺望を楽しみましょう。

三重目の眺望とくつろぐ鹿

西の方向、三重目から眺める奈良市街はさらに小さくなりますね。

一方で、奈良と大阪とを隔てる、生駒山や金剛山などの山々を一望できるようになります。


また、南の方にも目を向けてみましょう。

お天気の日には、遠く橿原の地にある、大和三山(畝傍山・耳成山・天香具山)が見えますよ。

三重目から眺める大和三山

<三重目の先の「春日山遊歩道」散策もおすすめ>

さて、この三重目までは山麓から約40分。

道中なだらかで、普段から歩き慣れている方には逆に物足りないかもしれません。

まだまだ「余裕」なら、三重目からさらに奥に続く、春日山遊歩道を散策してはいかがでしょうか。


春日山遊歩道は、若草山の周囲に広がる春日山原始林の中のハイキングコースです。

国の特別天然記念物にも指定されている春日山原始林、至るところに古木、老木、巨木が残ります。

暑い夏には特におすすめ。涼やかで心地よい林間ハイキングが楽しめます。

三重目から南ゲート付近へ向かう下りのルート(北側ルート)を歩けば、山麓まで約45分程度です。

春日山遊歩道

誰でも気軽に楽しめる、緑の小山、若草山。

お子さん連れのご家族やハイキング初心者の方でも結構ラクラク登れてしまいます。

途中で疲れてしまった場合でも、一重目まで登って引き返せばOK。

急がず無理せず、マイペースのハイキングを楽しみましょう。

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スポット情報

<若草山>

住所 奈良市春日野町若草
最寄り駅 近鉄奈良駅から入山ゲートまで徒歩30分
奈良交通バス「大仏殿春日大社前」 もしくは「春日大社表参道」下車、徒歩10分
開山期間 3月第3土曜日から12月第3日曜日 午前9時~午後5時
入山料 大人(中学生以上)150円 小人(3歳以上)80円
ホームページ 若草山:奈良県公式ホームページ

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