関西で新しい街歩きの楽しみ方を提案します

昔は国際貿易港、今は包丁で有名な匠の街

散策コース:堺(1))

は、大阪市の南に位置する大阪府第2の都市。

この堺という街は、中世から近世にかけて、様々な貿易船が発着する港町として発展しました。

室町時代には日明貿易(中国)の拠点、戦国時代には南蛮貿易(ポルトガル、スペイン)の拠点となりました。

その繁栄ぶりから「東洋のヴェニス」とも呼ばれ、堺の名前は遠くヨーロッパにも知られるようになりました。

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堺旧港

これほどの繁栄を極めた堺ですが、江戸時代からは衰退の道を歩むことになります。

幕府の鎖国政策によって、堺に入港する外国船が激減したこともありますが、衰退した最大の理由は、江戸時代に行われた大和川の付け替え工事です。

古来より、大和川の流域では幾度となく氾濫が起こり、その都度、周辺の人々を悩ませてきました。

そこで、江戸時代に、この大和川の流れを変える大がかりな工事が行われましたのですが、この工事によって大阪湾に流れ出す大和川の河口位置が変わり、堺港の近くに砂がたまるようになります。

そのせいで、堺港では大きな船の発着が難しくなりました。


しかし、このままで終わらなかったのが堺港。江戸時代から明治時代にかけて、堺の人々の努力により大がかりな堺港の整備が行われました。

港周辺には、洋式の灯台がいくつも建てられました。

そのうちの1つが今も残ります。これが、堺旧港の突端に立つハイカラな白い灯台、旧堺燈台です。

この灯台は、明治時代の初期に建てられた木造の洋式灯台。

青い海によく映えるその美しい姿は、堺のシンボル的な存在です。


また、その周辺においては、堺旧港の中央に立つ龍女神像の周囲を取り巻くように遊歩道が整備されています。

海からの心地よい風を感じながらの散策を楽しめます。

旧堺燈台

一方、堺旧港エリアの東隣には、旧市街地と呼ばれるエリアがあります。

この旧市街地は、古くから堺の中心であった場所。

南宗寺妙國寺開口神社(あぐちじんじゃ)などの歴史ある寺社が点在。また、山口家住宅(国の重要文化財指定)など、江戸時代の町並みも残されています。


また、旧市街地エリアには、天王寺までのびる、阪堺電車が南北に走っています。

阪堺電車は、大阪府唯一の路面電車(チンチン電車)。

カラフルな路面電車に揺られて、旧市街地をのんびり回るのもおすすめです。

旧市街地を走る阪堺電車

堺には、優れた職人さんが集まる匠(たくみ)の街という一面もあります。

戦国時代には、鉄砲の生産が盛んに行われました。織田信長が、堺を勢力下に置いた後、ここで大量の鉄砲を調達したことはよく知られています。

旧市街地には、江戸時代に鉄砲鍛冶が作業を行った建物、旧鉄砲鍛冶屋敷(内部非公開)が残されています。

堺刀司(和泉利器製作所)

一方、現代の堺は、包丁や鋏(はさみ)などの刃物の一大生産地です。

特に、堺の和包丁は、国内シェアがダントツの1位!抜群の切れ味が特徴で、今でも多くのプロの料理人に愛用されています。 

旧市街地を散策していると、あちこちで、包丁などの刃物を扱うお店を目にします(堺刀司(和泉利器製作所)など)。

ご家庭でお料理をよくされる方は、ぜひ、いろいろなお店をのぞいてみてください。ご自身にピッタリの使い勝手のよい「名包丁」に出会えるかもしれませんよ。

また、旧市街地内、阪堺電車の妙国寺前駅近くにある、堺伝統産業会館(旧堺刃物伝統産業会館)では、刃物や、和菓子、線香など、堺の伝統産業の紹介と販売を行っています。

堺の散策の折にはちょっとのぞいてみてください。堺みやげ探しに最適です。

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スポット情報

<旧堺燈台>

住所 堺市堺区大浜北町5丁1
最寄り駅 南海堺駅から徒歩10分
ホームページ 旧堺燈台:堺市ホームページ

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