関西で新しい街歩きの楽しみ方を提案します

中之島 大阪の「ど真ん中」で、川と橋が織りなす「水都」の景色を楽しむ

散策コース:大阪(4))

大阪市内中心部を、淀川から分岐した広い川が東西に貫いています。

この川は途中で2つに分かれ、堂島川土佐堀川となって並流します。

この2つの川に挟まれた細長い中洲が、今回ご紹介する中之島です。



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中之島

江戸時代から続く「商都」大阪の中心地

江戸時代、淀川は、大坂と京都との間で人や物を運ぶ、上方の重要な水運として機能していました。

この淀川水運の大阪側の端にあったのが中之島。

その利便性のよさから、多くの藩が蔵屋敷を構えました。


なお、蔵屋敷というのは、地元の米や特産品を日本全国へ売りさばくための、藩の倉庫のようなもの。

各藩の蔵屋敷が立ち並ぶ中之島にはたくさんの物資が集結。

自然、売買も盛んになり、ここは「商都」大坂の中心となりました。


この江戸時代からの「伝統」は、今も受け継がれています。

現代の中之島は、大阪市役所をはじめとする公的機関、大企業の本社・大阪支社が集まる、大阪の行政・金融・産業の中心地。

平日は、多くのビジネスパーソンが行き交う、大阪を代表するビジネス街です。


淀屋橋近くの雑踏

文化施設集まる中之島、近代建築も見どころ

さて、平日のオフィス街のイメージが強い中之島ですが、実は、大阪の文化・学術・芸術の拠点でもあります。

多くのミュージシャンに愛されるフェスティバルホール(2代目)や、大阪市立科学館、国立国際美術館、大阪市立東洋陶磁美術館など、さまざまな施設が集まります。


フェスティバルホール

その中でも、中之島の「顔」的な建物が2つあります。

それは、細長い中之島の東部に並び立つ2つの近代建築、中央公会堂中之島図書館です。


まずは、日当たりのよい開放的な広場に立つ大阪市中央公会堂。

白にレンガ色が加わったモダンな外観が印象的です。

大正7年の建築物で、国の重要文化財に指定されています。


今も現役の建物で、館内にはコンサートなどで使用される大小のホールがあります。

また、館内の一部は予約なしでも見学可能です。

大阪市中央公会堂

この中央公会堂の西隣が、大阪府立中之島図書館。

中央公会堂と大阪市役所との間で、ちょっと窮屈そうな感じで立っています。


モダンな中央公会堂とは対照的に、こちらはどっしりとした重厚な建物。

正面には、4本の「ぶっとい」丸柱が立ち、まるでギリシャの神殿のよう。

明治37年の建築で、こちらも国の重要文化財の指定を受けています。

大阪府立中之島図書館

オフィス街の中の憩いの場、中之島公園

東西に細長い中之島、その東端には、中之島公園があります。

奥に広がるのは芝生広場。その両側を、中之島の先っちょで分岐した直後の堂島川と土佐堀川の流れが流れます。

ビルが立ち並ぶオフィス街の中で、緑と水のせせらぎを感じることのできる場所です。


平日は、日々ストレスと闘うビジネスパーソンにとっての、貴重な憩いの場。

一方、休日には、リバーサイドウォークを楽しむ人々が、ここでしばし休憩を取る姿も見られます。

中之島公園

また、中之島公園は、「バラ」でも有名。

バラ園では、4月からぼちぼちバラが咲き始めます。

おすすめはGW後の5月中旬~下旬。園内全体が色とりどりのバラの花に覆われ、甘い香りに包まれます。

中之島公園のバラ園

川には個性的な橋がずらり!「浪華八百八橋」の象徴

中之島の特徴はこれだけではありません。

川沿いを歩いているとたいてい気づく一大特徴。それは、中之島にかけられている橋が多いこと。

元々、大阪は、網の目のように水路が巡り数多くの橋がかけられた街であり、「水都」や「浪華八百八橋」などの異名があります。

その大阪の中でも、中之島は、特に橋が集中しているエリア。「八百八橋の町」を象徴する場所です。


中之島にかかる橋の1つに立ってみましょう。

川の先に見えるは、ほぼ等間隔に並ぶ、個性豊かな橋の数々


では、中之島の代表的な橋をいくつかご紹介していきましょう。

川沿いの風景

<淀屋橋>

淀屋橋は、南側の土佐堀川にかかる御堂筋の橋。

江戸時代、「淀屋」という大坂の商人さんが自費でここに橋を架けたことが、その名前の由来です。

地下鉄と京阪電車に、この橋と同じ名前の駅があるため、大阪以外の人にもおなじみの橋です。

大阪市役所のすぐ近くにあり、大阪市内で最も人通り、交通量が多い橋の1つです。

淀屋橋

<難波橋>

中之島をまたぐように、北側の堂島川と南側の土佐堀川に架けられた難波橋。

橋の真ん中部分からは、その下の中之島公園に降りることができます。


難波橋では、一度橋の上に登り、橋の「端っこ」北詰または南詰にも足をのばしてみましょう。

橋詰の欄干に座るは、左右一対、それぞれ立派なたてがみのライオンの像。

これが難波橋の通称「ライオン橋」の所以です。


なお、左右のライオンは全く同じではありません。

顔をよーく見てみましょう。表情の違いがお分かりになるでしょうか。

難波橋

<天神橋>

天神橋は、難波橋と同じく、中之島をまたいで2つの川に架けられています。

難波橋よりもさらに東、中之島の「先っちょ部分」の真上を通過しています。


その昔、大阪天満宮(天満の天神さん)が橋を管理していたことから、この名が付きました。

なお、この橋を含む通りの名は「天神橋筋」。そして、橋の北の先に続くは、日本一長い商店街、天神橋筋商店街

中之島の東端に到着したら、天神橋へ登って商店街へ足をのばし、いろんなお店を覗いてみるのもいいかも。

天神橋

大阪随一のオフィス街、中之島。

川からの涼やかな風を感じつつ、さまざまな橋を眺めながら、フッと体の力を抜いてリラックス。

のんびりモードの休日にリフレッシュするのにもちょうどよい、大阪ど真ん中の「穴場」スポットです。

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スポット情報

<中之島>

住所 大阪市北区中之島
最寄り駅 (地下鉄御堂筋線)淀屋橋駅 (堺筋線)北浜駅
(京阪)淀屋橋駅 北浜駅 なにわ橋駅
ホームページ 大阪市花と緑の情報サイト:中之島公園
大阪市中央公会堂

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