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天王寺動物園 「街ナカ&駅チカ」動物園の、生息環境を意識した「生態的展示」

散策コース:大阪(2))

天王寺動物園天王寺公園内にある大阪市立の動物園。

動物園周辺には、なにわのシンボルタワー「通天閣」や、地上300mの高さの「あべのハルカス」がそびえます。


この天王寺動物園の広さは約11ha。日本全国にある動物園の中ではそれほど大きくはありません。

しかし、大都市の街なかにあって最寄り駅からも徒歩で行ける、「街ナカ&駅チカ」の動物園としては、広い部類に入ると言えるでしょう。

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天王寺動物園

生息環境を意識した「生態的展示」

さて、一昔前までは、天王寺動物園に限らず、どこの動物園でも、鉄格子の檻の中に動物が入れられているだけでした。

動物園は檻の外から動物を眺めるだけの場所、という印象がありましたね。

でも、檻に入れられた状態で展示されているだけでは、どんな行動をする動物なのかなかなか想像しづらく、イマイチおもしろみにも欠けますよね。

そこで、天王寺動物園では、2000年前後から、「生態的展示」をモットーに、大幅な施設変革を行ってきました。

生態的展示とは、その動物が生息している野生環境に極力近い環境を動物園内に再現した展示方法。

動物ができるだけストレスを感じずに生活できるよう工夫されています。


天王寺動物園の見どころエリア

天王寺動物園にはそれぞれの動物の生息環境に応じてさまざまなエリアが作られています。

その中でも、特におすすめの見どころエリアをご紹介しましょう。


アフリカサバンナ

アジアの熱帯雨林

鳥の楽園


<アフリカサバンナ>

アフリカの草原地帯を模したエリアで、天王寺動物園の目玉エリアの1つ。

草食動物エリアでは、キリンシマウマなどの草食動物が、草木が茂る広い草原に放し飼いにされています。

キリンが長い首をのばして、高い木の葉っぱや枝をかじる姿は、他ではそうそう見ることができませんよ。

アフリカサバンナ:草食動物エリア

肉食動物エリアにいるのは、ライオンハイエナ

ライオンを近くで見ることのできる場所では、堀などがあって一定の距離は取られていますが、壁や高い柵など視界を遮るものは設置されておりません。

そのため、大きな石の上に寝そべるライオンを、じかに見ることができますよ。

でも、ライオンが、向こうからジャンプして飛びかかってきたらどうしよう・・・、と考え出すと、ちょっと怖くなるかも。

アフリカサバンナ:肉食動物エリア

<アジアの熱帯雨林>

ここは、ゾウの飼育エリアです。現在、アジアゾウ(タイゾウ)が一頭飼育されています。

このエリアでは、アジアゾウの生息地の1つである、タイの国立公園が再現されています。

ゾウ舎を取り巻くように熱帯の木々が生い茂っており、外からは中のゾウ舎が全く見えません。

エリアの入口から入って、木々の中をハイキング感覚でしばらく歩くと、熱帯雨林の中から、ゾウの住まいが、突如出現します。


アジアの密林をさまよっていたら、突然、ゾウが現れた!というロケーションです。途中にある「ゾウに注意!」の標識もいいアクセントになっています。

木々に囲まれた場所で暮らす、ここのゾウさんの仕草を見ていると、他の動物園で見るゾウと比べて、何となくリラックスしている感じも受けますね。


(注)天王寺動物園で飼育されていた最後のアジアゾウ「博子」は、残念ながら2018年1月25日に亡くなりました。大阪万博開催時にインドから送られたゾウで、推定48歳。

しばらく、天王寺動物園では、ゾウを見ることができない状況が続きそうです。

アジアの熱帯雨林

<鳥の楽園>

建物全体が、上方をネットで囲われた巨大なバードケージ(鳥かご)。

動物を見に来ているんであって鳥なんてどうでもいい・・・、なんて思われる方、だまされたと思って一度訪れてみて下さい。


巨大鳥かごの中に、さまざまな高さの木々が生い茂る森や、川や池などの水辺があり、「自然」が再現されています。

この空間内に、数多くの鳥が自由気ままに暮らし、あちこちと飛び回る光景は圧巻。


マガモなどのカモ類が多いようですが、コウノトリなどの珍しい鳥もいます。

鳥かごの中に入って観覧できるようになっています。内部は広々としていて緑あふれる公園のよう。


観覧用の通路と鳥たちが飛び回る空間との間には壁など何もなく、鳥たちの暮らしぶりを直接感じることができます。

また、観覧通路は高い位置にあるので、木々のてっぺんに作られた鳥が巣もよく見えます。

巣の中に、鳥の卵が見えることもありますよ。

鳥の楽園

上に挙げた以外にも、アムールトラレッサーパンダなど、さまざまな動物が飼育されています。

なお、全ての動物について「生態的展示」がされているわけではありません。

昔のように檻に入れられた状態で暮らしている動物も当然います。


ただ、公立の動物園で予算的には厳しいながらも、それぞれの動物の生態を知ってもらおうと努力している姿勢には、見る側からすれば好感が持てます。

また、天王寺動物園は、戦後、飼育している動物に芸を仕込んで見せ物にする、ということを一切行っていない動物園。

動物を見せ物にするという行為は、「本来の生態を見せる」という趣旨からは大きく外れていますので当然なのですが・・・。

これからも今のスタンスを守りつつ、訪れた人を楽しませてくれる動物園であって欲しいと願っています。

レッサーパンダ

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スポット情報

<天王寺動物園>

住所 大阪市天王寺区茶臼山町1-108
最寄り駅 (JR・地下鉄)天王寺駅から徒歩10分
(地下鉄)動物園前駅・恵美須町駅から徒歩5分
(近鉄)大阪阿部野橋駅から徒歩15分
開園時間 午前9時30分~午後5時
休園日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日) 年末年始
入園料 大人500円  小中生200円(大阪市内在住・在学者は無料)
ホームページ 天王寺動物園

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