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上賀茂神社 社を象徴する円錐形の「砂の山」

散策コース:京都(4))

京都市の北部を流れる賀茂川。この川は、途中で高野川と合流し、鴨川と名前を変えてさらに南へ流れます。

この賀茂川沿いにあるのが、今回ご紹介する上賀茂神社です。


平安遷都前から知られる由緒正しき社

上賀茂神社の象徴、立砂

楼門をくぐって本殿参拝

良縁を願う方へのおすすめ摂社


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平安遷都前から知られる由緒正しき社

上賀茂神社の正式名称は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。

その創建は、平安遷都よりもかなり前の飛鳥時代とも伝えられる、由緒正しい神社です。

また、世界遺産「古都京都の文化財」の構成要素の1つに登録されています。


上賀茂神社は、賀茂川・高野川の合流点近くにある下鴨神社とともに、古代に存在した氏族、賀茂氏の氏神様を祀ります。

この上賀茂神社の主祭神は、賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)。

賀茂別雷命は、北に位置する神山(こうやま)に降臨したとされ、この神山を拝む形で上賀茂神社が創建されました。

上賀茂神社

なお、上賀茂神社・下鴨神社は賀茂神社とも呼ばれ、今日においても、両社は、密接な関係にあります。

毎年5月15日には、京都三大祭の1つにも数えられる、葵祭を共同で執り行っています。

葵祭は、正式には賀茂祭と呼ばれ、平安時代から国家的な行事として行われてきた、歴史ある祭。

その見どころの1つは、平安貴族さながらの装束をした総勢500人以上の行列です。この行列は、京都御所を出発し、下鴨神社を経て、さらに上賀茂神社へと、丸一日かけて市中を練り歩きます。

葵祭

上賀茂神社の象徴、立砂

では、次に、上賀茂神社の境内についてご紹介していきましょう。


入口にそびえる大きな一の鳥居、それに続く二の鳥居をくぐり抜けると、その正面には、細殿(ほそどの)が見えます。

細殿は、入母屋造・檜皮葺(ひわだぶき)の建物。国の重要文化財に指定されています。

この細殿は、古くは、天皇・上皇などが参拝(御幸)したときの、「着到殿」として使われていました。

着到殿とはあまり聞き慣れない言葉ですが、本殿へ参拝する前に、貴人が服装を整えたりするための建物と考えればわかりやすいでしょうか。

細殿

さて、この細殿の前には、きれいな円錐形をした造形物が置かれています。

近づいてよくみると、白い砂でできた山であることがわかります。


この砂の山は、立砂(たてずな)。

立砂は、この神社の祭神である賀茂別雷命が降臨した、「神山」をかたどったものと言われています。

檜皮葺き屋根の古式な社殿と、幾何学的な美しさを備えた立砂は、なかなか乙な組み合わせ。上賀茂神社を象徴する風景の1つです。

また、ここの砂は「清め砂」の起源とも言われています。

立砂の横で、清めのお砂を一袋頂くこともできます。


なお、細殿では、時折、神前結婚式が行われています。

立砂の近くで写真撮影に収まっている新郎・新婦さんの初々しい姿を眺めていると、幸せさがが伝わってきて、自然とこちらの顔もなごんできます。

立砂

楼門をくぐって本殿参拝

細殿の先に進むと、大きな朱色の2階建ての楼門が見えてきます。

一般に、楼門とは、2階にしか屋根のない形の門を指し、神社の門の中で最高の格式を持つ門です。

下鴨神社など他の神社でもそうですが、鮮やかな朱色の楼門は神社の顔のようなものですね。

上賀茂神社の楼門は、1628年の建築物で、重要文化財に指定されています。

(注)楼門は、現在修理工事中のため見ることはできません。工事完了は平成30年3月の予定です。

楼門

楼門をくぐった先には一般向けの参拝所があり、通常はここから参拝します。

この奥には、本殿権殿があります。

本殿と権殿は全く同じ形をした、流造(ながれづくり)の社殿で、向かって右が本殿、左が権殿。本殿・権殿ともに国宝に指定されています。


なお、この一般向けの参拝所からは、奥にある本殿と権殿はほとんど見えませんが、本殿特別参拝(初穂料500円)を申し込むことで、間近の位置から本殿の参拝ができます。

特別参拝は、葵祭の時期や年末年始などを一部の時期を除けば、いつでも可能です。


権殿は、本殿が使えなくなったときなどに、ご神体を仮に安置するために用いられます。

特に上賀茂神社では、式年遷宮の際に本殿の屋根葺き替えや修理を行うときに、ご神体が権殿に移されます。

本殿前一般参拝所

良縁を願う方へのおすすめ摂社

本殿への参拝を終えたら、上賀茂神社の境内を散策してみましょう。

境内には、本社である上賀茂神社の社殿の他、さまざまな摂社・末社があります。


その中でも一番人気の摂社は、楼門前にある片山御子神社(通称:片岡社)。

片岡社は、本社の主祭神である賀茂別雷命の母神、玉依比賣命(たまよりひめのみこと)を祀る、上賀茂神社の第1摂社です。

その御利益は縁結び。片岡社の社殿には、ハート形の絵馬がたくさん掛けられています。

心の中に意中の人がいる人もいない人も、良縁を願うなら、ぜひこちらにも参拝を。

片岡社
(参考出典:上賀茂神社公式Webサイト

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スポット情報

<上賀茂神社>

住所 京都市北区上賀茂本山339
最寄り駅 (地下鉄)北大路駅・北山駅から徒歩20分

(市バス利用)
(京都駅より)
4番上賀茂神社行き:終点「上賀茂神社」下車すぐ
9番西賀茂車庫行き:「上賀茂御園橋」下車徒歩3分

(地下鉄北大路駅より)
37番西賀茂車庫行き:「上賀茂御園橋」下車徒歩3分
北3番京都産大行き:「御園口橋」下車徒歩1分

(地下鉄北山駅より)
4番上賀茂神社行き:終点「上賀茂神社」下車すぐ

(京阪出町柳駅より)
4番上賀茂神社行き:終点「上賀茂神社」下車すぐ

(阪急大宮駅より)
16番上賀茂神社行き:終点「上賀茂神社」下車すぐ
参拝時間 午前5時30分~午後5時(境内参拝自由)
(本殿特別参拝)午前10時~午後4時(初穂料500円)
ホームページ 上賀茂神社(賀茂別雷神社)

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